どうしても行きたくて
電車に飛び乗った。
そこはいつもの通り
穏やかで、気持ちのいい空間。
ひと息入れたら、
店主とおしゃべり。
それもちょうど時期だからと
梅のお手入れをしていたところ。
梅を拭いて、空気の穴開けて
梅の芽を取っていく…。
店主であり、料理人であり、母である
彼女は話しながら、手を休めず続けていく。
私は手作業を間違えずにやるのが精一杯。
「無心になるでしょ?」
ホントだ。
多少、おしゃべりしてはいたものの
サクサクと作業を続けていくと
この上ない空っぽな感覚が広がってくる。
あーいいなぁ〜。
日常の中でこんな風に無心になれるって
氣持ちいい。
旬のものは天気同様、
私たちに季節を感じさせてくれる。
五感を磨こう!と思って活動するよりも
無心になることをすればいい。
日頃、家事をしていないから
気がつかなったけれど、
日常の中に無心になれる事が
たくさんあるということに気がついた。