2017年08月15日

争から競へ〜終戦記念日を想う〜

8月15日 終戦記念日。
辛く長い戦争が終わった日。
私が生を受け、この日本で生き続け、何度となく夏を過ごし、
戦争の恐怖に触れる機会は結構合ったと思う。
でも、
2017年の今、そういうことを次の世代にちゃんと伝えているかは
自信がない。

伝えたいと思うことがあるうちは
小さな小さな思いでも、行動しないと伝わらないから、
感じたことを伝えていきたい。

先日のモーニングクロスの中でゲストの方が
「争 から 競へ」という提案をされていた。
   争う・・・自分の主張を他者と争い、勝ちとる。

   競う・・・皆と手を取り合って上昇していこうという意味だそう。

誰かを落として、自分が前に出るような力と力のぶつかりあいを
し続けるのではなく、
互いの持っている力を一緒に互いを高め合っていく。
それが競の意味。

なんて素敵な考え方なんだろう。。

誰かを傷つけ、蹴落とし、自分さえよければいい、
力のあるものが<勝ち組>と言われたり、
結果が伴わないものは全て、NGという考え方は
強さを強調する反面、とても息苦しい。

もっと自由に、自分らしく、周囲と戦うのではなく、
共存していく。争うのはなく、競う。

競争って勝ち負けって思いがちでしたが、
そんな風に勝手に思い込んでいたと
新たな発見だった。

そういえば、娘は強化選手になった頃、よく言っていました。
「私は競泳をしたいわけじゃない。毎日水泳がしたいだけ」
彼女は水泳を通じ、争うことにあまり、興味がなかった。
(と言っても、すぐにタイムを出すという気持ちに集中しましたが)

競泳生活をやめて半年。
彼女は今、競う中で出会った仲間と泳いでいる。

思いはまっすぐに繋がっているんだなと
つくづく感じる。
どんな時も、争うのではなく、競う精神で生きていきたい。
そして、
この平和を大事にしていきたい。

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posted by 吉田紀子 at 16:07| Comment(0) | 発見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする