ご縁があって、その会社のコーポレートサイトを制作したのがきっかけだった。
そこでたくさんの事を知った。
オーガニックコットンは3年間、化学肥料や農薬を使わ出ていない土壌で
栽培し、収穫した綿花を、生地にし、染色したり、加工したりして
製品になるまでに、できるだけ化学的なモノを排除し、作られるもの。
綿花を栽培する農家や収穫する労働者の負担から使う人まで、すべてが心地よい。
オーガニックコットンと普通の綿花の含有率など、キチンと第三者機関が
オーガニックコットン製品と認めっている製品はタグ付けされている。
何より、手で触れば、その心地よさはよくわかる。
普通の綿花もすべてが悪いわけではないと思う。
大量生産のおかげで安い商品もたくさんある。
商品にどうしてこの値段がついているのか、
高いもの=良いものというわけではないと思う。
一つの商品がどんな風に出来上がるのか、そういうことを
考えるきっかけの一つとなった。
学校で習っただけでは理解できない事がたくさんある。
ペリー来航により、綿花の貿易条約がアメリカからの輸入を優先するようになったこと。
そのため、日本の綿花栽培はずいぶん減少してしまったこと。
オーガニックコットン製品しか、使用できない化学物質過敏症の方々が
たくさんいらっしゃること。
オーガニックコットンは洋服として使えなくなったら、切り刻んでぞうきんにしてもいい。
くたびれて使えなくなったら、燃やしてゴミになっても土に還す事が可能なこと。
広報という立場だから、勉強したこともあるけれど、
気になることを調べて行く事が好きなんだと思う。
だから、好奇心旺盛なエネルギッシュなところについつい顔を出して行く。
あるイベントにゲストで出ていただいた女性は〈おばあちゃんコンピューター〉の会を
主催されていた。
彼女たちはコンピューターを使ってみたいという好奇心をもって
IBMに直談判した。
いらないコンピューターで私たちにコンピューターを使えるようにして欲しい。
IBMも快く引き受けてくれた。
平均65歳以上の仲間たち10数名はそれからどんどん勉強した。
コンピューターを自在に使えたら便利になるのは、動けない自分たちだ!
そんな好奇心からコンピューターを使うようになったのは10数年前のこと。
今や、自由自在に、全国のお友達や遠くの孫と会話し、
様々な企画を作ってコンピューター上で楽しんでいる。
知りたいと思った事を動いてみる。
動くと何かが変わる。
変わった先に、自分のしたいことが見つかるかもしれない。
私はそれを伝えていきたい。
皆さんの面白いこととどんどん出会っていきたいなと思う。
オーガニックコットン専門店〈プリスティン〉自由が丘にて