2017年09月26日

〜あなたは一人じゃない〜コードブルー最終回

毎週欠かさず放送時間に見るように心がけたコードブルー。
シリーズ1からどんどん成長し続ける出演者たちや
物語のスピード感が好きで
毎回、いろんなことを考える時間だった。

先週、あっという間に最終回。
そこからずっと感じていたこと。。
それは、
「あなたは一人じゃない〜」というセリフ。
これは白石先生(新垣結衣)が、藍沢先生(山下智久)に向かって発した言葉だった。

この夏、このセリフはずっと私のテーマだった。
この言葉に込められる世界は
一つのようで、実は一つでない。
自分がそばにいるよ、、というつもりで言ったとしても
受けとめる人によっては、責められていると受けとめる。

気持ちを伝えるって難しいと立ち止まってしまった言葉。。

そんなことをすっかり忘れたあの日、
ドラマ中のセリフとして、
また、私の前にやって来た。

そして、日常で引っかかっていた気持ちが
白石先生のストレートな言葉では
す〜〜っと反応できる自分がいた。

シチュエーションが違うから。
これは現実でなく、ドラマだから。。
そういう面もあるとは思う。

ドラマの世界は、現実とはかけ離れた非日常。
だからこそ、そこでの会話には
日常にリンクする思いが込められていると私は思う。

重く考えすぎちゃったんだな。
「あなたは一人じゃない〜」
ドラマの中でも真剣に伝えるこのシーン。

もっとさらりと。
もっとしなやかに。
表現できたらいいのになあ。。と、
思いがけず、この夏を述懐し、
またまた反省する時間となった。

IMG_0853.JPG
posted by 吉田紀子 at 07:23| Comment(0) | ドラマ好き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月22日

「同じ言葉も人の数だけイメージがある」

キーパーソン21MamaBAのメンバーで

博報堂さんが開催している〔Open-CAMP〕に

参加してきました。


中高生対象のワークショップを親が体験する、

とても貴重な時間となりました。

423A6107-038F-40F6-8009-9BB9188DEC78.jpg


「デザイン思考」という定義付けをされたわけではありませんが、〈モヤモヤ〉を色んなモノサシで測ることで、〈モヤモヤ〉する内なる気持ちの要因を見つけていくワークショップでした。


子どもたちなら、1つの言葉から浮かぶイメージは無限大だと思いますが、

大人はなかなか1つ1つに意味や価値をつけてしまい、手が止まりがち。

いつもとは違う脳みそを使って「思考」するのはハードルも高いし、ドキドキ。

でもねー意識の高いママたちは独自の思いを言葉にしていくのがとてもうまい。


2人の若い講師は、ストラテジックプランナーとして、実際に博報堂のお仕事をしている実践者。


集まった言葉や、視点を吸収し、自分の言葉にしていくのがとてもうまくて、彼らの話を聞いてるだけでもとても面白かった。

2人が再三にわたり、「このワークに正解、不正解はない」と言うのだけど、大人として毒されている分、かっこいいこと言おうとか、こんな言葉で大丈夫かな?と思う自分がそこにいた。


自分の得手不得手を把握するいい機会。

さらに、素直に言葉を書き込める仲間たちを見ると、頼もしく、嬉しく、心地よかった。


一体何にモヤモヤしてるのか、自分でも持て余し気味の中高生たちにこのワークやってもらうには

どういう作戦を立てたらいいんだろう?


もう途中から、言葉の中で遊びながら、

もう1人の私はそんな妄想を続けてました。


この素敵な機会を与えてくれたMamaBAリードオーガナイザーの滝田佳子さん。

2A7DCF4E-CBA0-453F-B337-414E5E531699.jpg

彼女が堂々と人前で自分の思いを言葉にして話している時に、数年前を思い出し、胸が熱くなりました。

素敵な活動をしているのに、自分の言葉があるのに、声を出すことができなかった彼女が、

ぶれない軸と信念に支えられ、明らかに大きく成長していることに本当に感動しました。

お母さんのような気分と同時に、

停滞気味の自分に、檄を飛ばされてしまった。


未来を明るい日にするために、

自分が動かなくては

色んな気持ちが入り混じった長い長いひと時。

行動すると世界は少し変わっていくなぁ。


同じ言葉でたくさんの世界が広がったこの日を

しばらくはふわふわとさまよっていたいと思いました。

ED7F2609-8B16-47EB-9157-1F2BC7F20CB6.jpg

Open-CAMPについてはこちら

http://www.hakuhodo.co.jp/h-camp/open-camp/




posted by 吉田紀子 at 13:15| Comment(0) | MamaBA | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月18日

誰かを応援し、誰かに応援されている    〜舞台エールを観て〜

先週半ばに観た舞台エール
チケットを購入するずっと前から
絶対見たいと思っていたのは、
出演者でプロデューサーの近江谷太朗さんや
「泡」を観てから大好きな演出家のきたむらけんじさんの
作品だからだった。

前のめり感が半端なく、
開いた舞台を観て
グッときた。

震災直後の避難所の人たちを
こんな風にリアルに
思いを言葉にするって気持ちいいなあと
劇場を後にした時は
何か、ふつふつ湧き上がる思いを感じてた。

あ、これって私が受け取ったエールなんだ。。。

それに気がつくまでに数日経ってしまいました。。
今日は千秋楽。
もしも、今日を持て余している人がいたら、
もしも、立ち止まっている人がいたら、
ぜひ、エールを受け取りに舞台、観に行ってください。

そして、あなたも誰かにエールを送れますように。

近江谷さん、きたむらさん、全てのキャストの皆様、
いい機会をありがとうございました。

舞台エールの詳細はこちら
flyer.jpg
posted by 吉田紀子 at 08:30| Comment(0) | 映画・舞台・本の思い出 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月15日

争から競へ〜終戦記念日を想う〜

8月15日 終戦記念日。
辛く長い戦争が終わった日。
私が生を受け、この日本で生き続け、何度となく夏を過ごし、
戦争の恐怖に触れる機会は結構合ったと思う。
でも、
2017年の今、そういうことを次の世代にちゃんと伝えているかは
自信がない。

伝えたいと思うことがあるうちは
小さな小さな思いでも、行動しないと伝わらないから、
感じたことを伝えていきたい。

先日のモーニングクロスの中でゲストの方が
「争 から 競へ」という提案をされていた。
   争う・・・自分の主張を他者と争い、勝ちとる。

   競う・・・皆と手を取り合って上昇していこうという意味だそう。

誰かを落として、自分が前に出るような力と力のぶつかりあいを
し続けるのではなく、
互いの持っている力を一緒に互いを高め合っていく。
それが競の意味。

なんて素敵な考え方なんだろう。。

誰かを傷つけ、蹴落とし、自分さえよければいい、
力のあるものが<勝ち組>と言われたり、
結果が伴わないものは全て、NGという考え方は
強さを強調する反面、とても息苦しい。

もっと自由に、自分らしく、周囲と戦うのではなく、
共存していく。争うのはなく、競う。

競争って勝ち負けって思いがちでしたが、
そんな風に勝手に思い込んでいたと
新たな発見だった。

そういえば、娘は強化選手になった頃、よく言っていました。
「私は競泳をしたいわけじゃない。毎日水泳がしたいだけ」
彼女は水泳を通じ、争うことにあまり、興味がなかった。
(と言っても、すぐにタイムを出すという気持ちに集中しましたが)

競泳生活をやめて半年。
彼女は今、競う中で出会った仲間と泳いでいる。

思いはまっすぐに繋がっているんだなと
つくづく感じる。
どんな時も、争うのではなく、競う精神で生きていきたい。
そして、
この平和を大事にしていきたい。

IMG_1384.PNG


posted by 吉田紀子 at 16:07| Comment(0) | 発見 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月14日

過保護と境界線〜過保護のカホコさんを見ながら感じたこと〜

ようやく、「過保護のカホコさん」を見ました。
親が子どもを徹底的に過保護に守り続ける様子を
あ〜〜同じだ、とか、あ〜やりすぎだとか茶々入れながら見ています。

そして、思うこと。

子どもを育てる親たちもまた、
親になるのが初めてで、
それこそ必死で子どもの幸せを願い、
あれこれ、色々考え、感じ、
口出しているんだなってこと。

言葉って人によっていろんなイメージを
勝手に想像しちゃいます。
「あの子にいじめられた」と言われれば、
<いじめ>がどんなものなのかが気になっちゃう。
子ども同士の喧嘩の延長なのか、
ニュースに出るような厳しい現状なのか。
大人は情報量が多く、想像しやすいせいか、
どうしても最悪のことを想像して、
なんとかしなくては!と立ち上がってしまいます。
でも、実はそこまで深刻ではなかったりするのです。

<子どもの喧嘩に親は立ち入ってはいけない>
そんな昔ながらの常識は今、どこまで通用するのか、わかりません。

過去の常識を盾に、子どもたちの新しい世界を受け入れないのは親の私たちのエゴだったりする。
どこまで立ち入るか、その時の親の判断って
結構、キワキワだなって思います。

だから、いつも気になっているのは境界線をどこに置くかってことなんです。

私は、結構な過保護で、入るべきでない境界線をさっさと乗り越えて
彼女に色々言い続けたのは、やっぱり転ばぬ先の杖って感情があったからだと思う。
残念ながら、予想をはるかに超えた娘の行動に
いつも振り回されているのは私の方でしたが。。。。

そもそも、どうして自分のダメな母親っぷりを
こうして、人に伝えているのかといえば、
親子で楽しい時間を過ごせるのは
わずかな時間しかないって
今ならよ〜〜くわかるからです。


親って案外、子どもの可能性を潰しちゃてるなと
自分を含めていつも感じてきて、
それもやっぱり境界線をどこで引くかに
関わってくる。

子どものためにアレコレ情報を集めれば
集めるほど、自分の知識が深くなり、
イチオシはこれだ!なんて自分の意見が
先走り、知らずにそれを強要してる。

反対に自主性を重んじて
口を出さないようにと自分に言い訳して、
助けを求める子どものことを
無視してしまうこともあったりする。

違いが爆発するのは、
そんなチグハグな行動に
違いが疲れてしまうから。

とはいえ、この境界線、なかなか自分では
線が引けません。
子どもを、信じて踏み込まない。
それってやっぱり
親の強いエネルギーだなぁ〜と感じつつ
これからも、楽しんでドラマを見たいと思うのです。

それにしても、カホコは可愛いなぁ。
うちの子もあれくらい可愛かったらなぁ〜。


過保護のカホコ」毎週水曜日午後10時〜
日テレ系で放送中!

DBBE7127-3E1F-41AA-950F-E1636066D960.jpg

画像は娘の最初の夢の国だった近所の公園!




posted by 吉田紀子 at 12:04| Comment(0) | ドラマ好き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする